タミヤ
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大日本帝国海軍

戦艦武蔵
製作記
Making of
Tamiya
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Imperial Japanese Navy
Batlle Ship
MUSASHI
 
艦橋編
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艦橋の基本体です。
左右張り合わせる前に上部上空観測所を削り落とします。
この部分は大和の竣工時には付いていましたが武蔵は最初から付いていませんでした。

艦橋以外に張り合わせてパテ盛りをする部品はまとめて処置します。
この後一週間ほど放置して完全に乾燥させます。

艦橋の本格的な作業の前に機銃射撃指揮装置などのディテールアップを行います。
これはキット状態です、うーん、ピントが合ってない…

シャッターのモールドを削り落とします。
ピントが合いません…コンデジの限界か?

エッチングパーツを貼り付けます。
シャッターの向きがライオンロアの説明書とは上下逆ですが、こちらが正解です。

同様に探照灯管制機もディテールアップします。

資料を見ていたら信号指揮所(赤い矢印の部分)も2号2型電探の設置に伴い
撤去されているので削り落とします。

削り落とすとだいぶスッキリしますが、最後にはいっぱい部品が付きます。

金型の抜きの関係上省略されている窓を0.7oのドリルで開口します。
そのほかの窓も同様に処置します。
司令塔の正面のスリットもデザインナイフなどで彫っていきます。

野戦艦橋の窓枠には窓がない部分があるのでプラ板で埋めます。

艦橋上部の防空指揮所です。
金型の問題で致し方ないとは言え、ど真ん中にパーティングラインがあるのは困りものです。

パーティングラインを消すついでにエッチングパーツに変える信号ヤード、
形状を直す遮風装置等を削り落とします。

裏側の窓をデザインナイフなどで開口していきます。

このキットで最大の問題点である艦橋の遮風装置を作り直します。
まずエポキシパテをもっさりと盛りつけます。

硬化後、ヤスリなどで形状を整えます。

外側が整ったらリューターなどで溝を掘っていきます。
割れそうになったら瞬間接着剤をしみこませて補強します。

0.2oプラ板をはめ込んでディテールを再現していきます。
遮風装置の完成です。

エッチングの窓枠を接着して、防空指揮所と艦橋本体を接着します。
後ろに出来た段差はポリパテで埋めていきます。

もう一つの大きな修正個所、第一艦橋両脇のスポンソンを製作します。
キットはモールドされている上部上空観測所をクリヤするために一回り小さく作られています。
写真は1oプラ板で作った床板、基礎になります。

んでブルワークはエッチングパーツのランナーを加工して使います。
薄くて丈夫で加工性も良いと、この手に材料にもってこいです。

ブルワークを接着、かなり頑丈な代物になりました。
接着剤、パテの食い付きをを良くするために
表面は800番のサンドペーパーで荒らしてあります。

底の丸みをポリパテで製作しました。
何でわざわざこんな丸みを作ったのか気になりますが
主砲の爆風対策でしょうか?

んでポリパテ&プラ板で遮風装置を作ってスポンソン完成です。
下のモノがキットのパーツです、だいぶ大きくなりました。

拡声器みたいですが2号2型電波探信儀と言ってれっきとしたレーダーです。
左がキットの状態、デザインナイフでラッパ部分を開口します。

信号所甲板です。 両脇にポッコリ出ているブルワークを削り取ってプラ板で塞ぎます。
押し出し棒跡はかなり目立つのでポリパテで埋めます。

信号指揮所と60p探照灯台をプラ板、プラ材で追加工作します(白い部分)
60p探照灯は1/700用の110p探照灯を流用しました。

防空指揮所、伸ばしランナーで双眼鏡を製作、
測距所支塔に支持材(補強材?)を0.3oプラ板で製作します。

測距儀上に付く2号1型電探取り付けブラケットを0.5oプラ板で製作します。
主砲射撃指揮所前方に付いている小さいトラスは1/700用の手すりを加工して製作しました。

その他のエッチングパーツをうりゃ!うりゃ!と接着してきます。
大和との大きな相違点である背面のラッタルはライオンロアのセット内のE11を加工して製作します。

各部品を接着して艦橋完成です。
何とも賑やかです。

E27逆探は0.5oプラ板を加工して製作しました。

主砲射撃指揮所の上にある信号ヤードの補強構造は
1/700用の手すりを加工して製作しました。

背面下にある兵員待機所は作り直しで大型化するので削り落としてあります。


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