大日本帝国海軍
戦艦武蔵
製作記
Making of
Tamiya
1/350
Imperial Japanese Navy
Batlle Ship
MUSASHI
塗装、仕上げ編
140
塗装作業に入る前に、後付する部分をマスキングしておきます。
メタルプライマーを吹き付けて、サーフェイサーを吹き付けます。
サーフェイサーはなるべく薄く吹き付けて細いパーツが太ったり、
ディテールが埋まらないようにします。
最上甲板両脇にMr.ベースホワイトを吹き付けます。
1o幅のマスキングテープを貼って甲板上の白いマーカーにします。
今回、木甲板は黒くしますが、まずC44タンを吹き付けます。
(使用塗料は表記がない限りMr.COLORです)
その上からC101スモークグレイとC2ブラックを
3:1で混色したモノを吹き付けます。
うっすらと木甲板のタンが透けるようにします。
ちなみにこの黒色ですが実艦では水ガラスに重油の燃えかす(煤)を混ぜたモノを塗布し、
木甲板を燃えにくくするための処置だったそうです。
木を撤去してしまえば良かったんでしょうが戦時中の差し迫った時期だったので
そんな余裕はなかったようです。
木甲板をコツコツとマスキングしていきます。
マスキング完了!
約4時間ほどかかる根気のいる作業でした。
高角砲の射界制限枠を付けるのを忘れていたので0.3o真鍮線で作ります。
軍艦色を塗っていきます。
まずはC32軍艦色(2)とC2ブラックを3:1に混色したモノを吹き付けます。
奥まったところは特に重点的に。
次にC32軍艦色(2)を斜め上方から吹き付けていきます。
これで最初に吹き付けた軍艦色が影になります。
次にC32軍艦色(2)とC1ホワイトを3:1に混色したモノをほぼ直上から吹き付けます。
これがハイライトになり、立体感が強調されます。
艦底を塗装するためにマスキング。
我ながら豪快なやり方…
C29艦底色を吹き付け後、
C59オレンジを10%ほど混ぜたモノをうっすらと吹き付けました。
調子に変化を持たせたかったんですがあんまり効果は有りませんでしたが…
煙突の黒や、土嚢等、細かい部分を塗装していきます。
細部の塗装がほぼ終わったところで木甲板のマスキングを剥がします。
25o3連装機銃や土嚢などを組み付けていきます。
デカールの貼り付け、ウェザリングなどもこの段階で行います。
ウェザリングはタミヤのエナメルXF−64レッドブラウンや
XF−1フラットブラックなどを使用しました。
C182スーパークリヤー艶消しを全体に吹き付けます。
艶消しが過ぎると粉を吹いたようになってしまうので注意して吹き付けます。
艶消しにしたくなかった探照灯のシルバーを塗装します。
同じく艶消しにしたくなかったスクリューを接着します。
搭載機を載せます。
接着面積が小さいので怖いです。
最後に艦首の菊花紋章にC9ゴールドを塗布して塗装作業完了です。
この後、0.3号の釣り糸で空中線を貼って戦艦武蔵完成です!
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