戻る

 
ヘパイストス オリジナルガレージキット
1/350
戦艦 扶桑 開発記
Project of This hepaestus's original kit
Imperial Japanese Navy
Batlle Ship
1/350
"FUSO"




2007年
2月27日(火)



つーわけで、ついに始動しました。
当ヘパイストスのオリジナルガレージキット『1/350大日本帝国海軍 戦艦 扶桑』
資料はとりあえずこの4点で始めたいと思います。
このレポートは今後、毎月末ぐらいに更新していこうかと思っていますが
状況次第ではのびたり縮んだりするかも知れませんのでご了承くだされ。

この資料を列挙いたしますと
光人社:戦艦扶桑図面集(ヤヌス・シコルスキー著 阿部安雄 訳・監修)1999年12月26日発行
学習研究社:[歴史群像]太平洋戦史シリーズ30扶桑型戦艦 2001年1月15日発行
(株)潮書房:季刊「丸」Graphic Quarterly第2号 写真集 日本の戦艦 1970年11月15日発行
(株)潮書房:丸増刊号 軍艦メカ1日本の戦艦 昭和61年1月10日発行

さぁて、長い道のりが始まりました。



2007年
3月17日(土)


最初に書いておくべきでしたがコンセプトは以下のようになりました。
ですがこれは、あくまでたたき台で今後変化する可能性もあります。

@2007 12月WF発売を目指すものとする。

A総レジン製とする。

B段ボール箱に梱包する。

C組立説明書はオフセット16ページ程度とする。

D仕様は最終時(昭和19年)とする。

E総重量600c程度

F組立において他キットからのパーツの流用無し

G特別な技術無しで製作可能なこと

HRC化可能

I山城キット化を考慮

Jクリヤーパーツの使用は今後検討

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
@2007 12月WF発売を目指すものとする。
一番流動的なのがこれで進行状況、及び予算次第でどうなることやら。

E総重量600c程度HRC化可能
総重量600c程度というのはRC化を考慮してのことで、これは松井の趣味です。
この重量制限はかなりキツそうですががんばってみます。

I山城キット化を考慮
後の調査で転用できるパーツがほとんど無いことが判明。
ダメっぽいです…


んで、扶桑の最大の特徴兼魅力兼難関の艦橋から始めます。
これが終われば全体の30%は終わったも同然です(と勝手に思ってる)
写真は『戦艦扶桑図面集』です。図面に馴染みのない人が見たらなにがどうなっているのか
さっぱりわからないかも知れませんね…
これだけだとなかなか立体として把握しずらいので、


こちらの『太平洋戦史シリーズ30扶桑型戦艦』のイラストが大いに役に立ちました。
『戦艦扶桑図面集』とは細かい部分に若干の差異がありますが、その辺は適当に解釈していきます。
これらを見ながら頭の中で部品構成をこねくり回していきます。


んで各部のイメージスケッチをしていきます。いわば部品のデザインをしているところです。
写真は決定稿のモノではないので念のため。
これらを元にして図面を見ながら寸法を決定していきます。
最終的には現場あわせで製作する部分もだいぶありそうです。



2007年
4月28日(土)


一ヶ月以上ぶりの更新でございます。
よくある話ですが、順調に遅れております。
んで作業の方は主だった部品の設計は、ほぼ終わりました。
まじめに図面を引いていくと正直言って、年内に設計が終わりませんので
松井にしか判らないような方式で、かなーりはしょった図面となりました。

艦橋の図面です。ごらんの通り、定規すら使わず、フリーハンドで描いていきました。
形と寸法だけ判れば用は足りるので、時間優先でさくさく進めていっちゃいます。
ただ、必要な部分で手を抜くと、後々苦労するので、その辺は注意して進めます。


煙突周りと主砲塔基本形です。煙突基部は以外と複雑な形状をしており、
図面を読み解くのに一苦労しました。


後部艦橋です。前部艦橋ほどではありませんが、ここもかなり複雑な形状をしています。
にしても、この形状にした設計者の意図が読めませんでした。
もう少しシンプルに出来なかったんでしょうか…?


船体最上甲板基本形です。船首、船尾は緩やかなカーブを描いており、
普通にRで表すことが出来ないので数カ所の座標を記してあります。

さあて、お次はいよいよ立体化開始です。



 
2007年
5月27日(日)


さて、いよいよ立体化開始です。
やはり最初に始めるのは戦艦扶桑の最大の特徴兼魅力兼難関の艦橋からです。


艦橋背面の補強構造の素体です。
主にプラ板を使用して製作を進めていきます。


司令塔です。
ポリパテで作ろうかと思いましたが、正確な水平、直角を出すのなら
プラ板で基本形を作った方がやりやすいので、底板、天井を
細切りの1ミリプラ板で囲んで基本形を作ります。


んでプラパテを盛りつけて、隙間を埋めていきます。
ここまでやって、アルテコを使った方が早かったと後悔しました…


パテの硬化後、余分なパテを削って基本形の完成です。


インベーダーゲームではありません。
艦橋各階の床板等です。1ミリプラ板を切り出して作ります。
一部すでに壁を立てています。
しっかし、我ながら汚いカッティングシートですねぇ…
でももう30年ほど使用しているので新しいのを買って捨ててしまうのは躊躇してしまいます。


艦橋基部です。
壁を作った後、裏打ちにポリパテを詰め込みます。
ご覧の通り、左右対称ではありません。


基部の状況が前後してますが、二階部分の壁を立てた後、
エポキシパテを盛りつけて、高角砲シールドを作ります。


硬化後、ヤスリ、リューターで荒削りします。
最初に盛ったエポキシパテの位置が思ったよりずれていたので
ポリパテも動員しました。抜きの関係上、内側の支持構造は一部省略しちゃうかも…


ほぼシールドの形も整い、基部に載せてみます。
まだ序の口の序の口なんですが、なんかもうやっと「立体」になった感がうれしいです。

今月はここまで。
まだまだまだ先は永いです。



2007年
9月24日(月)


約4ヶ月ぶりの更新で御座います。 今年暮れの発売は無理っぽいですねぇ…

艦橋の製作がなかなか進まないので、気分転換もかねて主砲塔の製作に取りかかります。
まずは1oプラ板で床板を切り出します。


んで、0.5oプラ板で骨組み&外壁を作っていきますが、大きいようで小さい上に
強度も不安で今後の作業中に何かの間違えで「くしゃっ」と潰してしまいそうだったので
これにポリパテを盛って形を作ります。


まずは、ポリパテをもっさりと塗りたくります。


んでカッター&ヤスリで荒削り。
まだ気泡を埋めたり、細かいディテーリング等を残していますが
これで砲塔の基本形は完成です。


艦橋に戻ります。
上部艦橋です。今回最も形状の把握などに頭を痛めました。


羅針艦橋です。
窓枠を0.5oプラ板で製作していきます。
フルスクラッチならエッチングパーツなどを使用するところですが
レジンキャストキットという性質上、この「0.5o」というのが
こういった細かいディテールの限界かと思います。


ここまで出来たモノを積み上げてみました。
よーやっと「艦橋」っぽくなってきました。

今回はここまで。
次回には後部艦橋や煙突にも進みたいところです。



2007年
12月24日(月)


ぴったり3ヶ月ぶりの更新で御座います。
結局年越しとなってしまいました…

防空指揮所です。
採寸間違いで小さいことが判明、急遽作り直しました。
アオシマの1/700キットだとこの部分は扇形になっていますが
昭和19年の改装でさらに増設されていますので、このような形状になったと思われます。


艦橋背面の補強構造も、どーにも合いが悪いので作り直します。
思い切って支柱をいったん通して接着します。
空いた透き間はアルテコで埋めてしまいます。


よーやっと艦橋が立ちました!
まだスカスカですが…
この後、各階をエッチングノコで切り離していきます。


2008年
5月20日(火)




2008年最初の更新で御座います、遅れすぎ…
んで業を煮やして煙突の製作に取りかかります。
まずはプラ版で煙突基部を製作します。


両脇の溶接工場、鋳物工場をプラ版、プラ材で製作します。


組み合わせるとこんな感じになります。
まずは基本形の完成です。


煙突本体に取りかかります。
司令塔と同様にまずはてっぺんと底板をプラ版で製作します。


んで1o角材を張り付けていきます。
天井と底板が平行になるよう注意します。


ぐるりと一周張り付けたところです。


アルテコを塗りたくって隙間、段差を埋めます。


よけいな部分を削り取って煙突の基本形完成です。


三角プラ材を加熱して引き延ばします。
引き延ばしても断面型が変わらない性質を利用します。


延ばしたモノをぐるりと巻き付けて空隙カバーを製作します。


主砲塔の作業を進めます。
主砲塔は細かい違いなどから3種類あります。
まずは共通するディテールを追加していきます。


主砲身取り付け部をドリルで掘ります。
梯子はエッチングパーツを流用しました。


サーフェイサーで表面を整えた後、型どりをします。


失敗したモノを含めこれだけ複製しました。
100点満点のモノはありませんでしたが、これらの中から出来の良いものを選定して
主砲塔の原型に加工します。


気泡などの処理や梯子や望遠鏡などのディテールを追加していきます。
向かって左が2〜5番砲塔用、右が1,6番砲塔用です。


砲塔用測距儀カバーを5o角材を加工して製作します。
向かって左が3〜5番砲塔用、右が2番砲塔用です。
2番砲塔のモノは遮熱版がありません。

ちょいと話は変わって型抜きの話です。
主砲塔の型抜きの際に全部で7個抜いたのにもかかわらず、気泡ゼロのモノが出来なかったので
真空脱泡機の製作を決意し、原理は知っていましたが所詮ただの知識なのでWebで調べてみました。
んで、どーやら考えていた掃除機を使っての減圧は不十分なようです。真空ポンプの購入を考えてみましたが
それなりに高価で簡単には手が出せません。
ただ、掃除機を使ってやっている方もいるようなので、まずは掃除機を使用したモノを製作し、
ダメだったら真空ポンプの購入に踏み切る、という方針で行きたいと思います。

今回はここまでです。
次回には煙突周りのディテール追加と艦橋もさらに進めていきます。



2008年
7月11日(金)




なかなか見つからなくて困っていた4,6,7oの丸材なんですが
同径の金属棒をレジンで複製しました。


複製した丸材はこのように輪切りにして各種管制基やその台座になります。
各階のブルワークを直線部分はプラ板で、曲線部分はボール紙を使用して作成します。
ボール紙は縁に瞬着をしみこませて補強しておきます。


背面補強構造は作り直します。


下部のモノも同様に作り直しです。


さらに8、9oの太い丸材が必要になったので何を原型にしようかと考えた結果
ドリルの歯のつかみ部分を複製することにしました。


今回は短くても良いので片面型にしちゃいます。


ポコリと引っこ抜いて8,9o丸材用シリコン型の完成です。


早速レジンを流し込んで複製します。
ドリルの刻印まで複製してしまったのはご愛敬。


9o丸材を加工して主砲方位盤を作ります。


こちらは6o丸材を加工して作った測距所。
プラ材などで10メートル測距儀を作ります。


主砲方位盤と測距所の台座。 5o以上10o未満程度の大きさの部品をどうやって作ろうかと頭を痛めていましたが
これはポリパテブロックを削りだして作りました。
丸い部分は9o丸材です。


大まかな部分はほぼ出来上がって扶桑らしい情報密度の濃い艦橋になってきました。
まだまだ細かい部分が手つかずですが、艦橋は完成が見えてきました!


2008年
9月29日(月)



艦橋背面補強構造のディテーリング。
プラ板、プラ材、プラペーパー、伸ばしランナー等を総動員します。


組み立ててみて状態確認。
精密感が上がってきました。


どうやって作ろうかと頭を痛めていた上部見張り所の
張り出し(機銃射撃指揮装置台:元副砲用測距儀台)です。
丸い部分はアルミパイプを使用しました。


防空指揮所前面に遮風装置をエポキシパテで製作します。


後回しにしていた司令塔のてっぺんにプラ板で屋根(?)を付けます。
この上に機銃台などが載るのでほとんど見えなくなってしまいますが。


その機銃台です。円柱の部品の上には3.5メートル測距儀塔が載ります。


上部観測所後部につく見張り方向盤台座、その下の機銃台座ブルワークをプラ板
ボール紙などで製作します。


各階裏側の支持構造をプラ板で製作します。


支持構造は各階とも複雑な構成になっています。


支持構造に使用したのは主にエバーグリーンのプラ材です。
柔らかく、デザインナイフ等での加工性が良好でした。


防空指揮所に主砲方位盤及び測距所台座の位置決めようダボを作ります。
他の部分はともかく、この部分だけはこういうモノが必要でした。


測距所にプラ板、プラ材、伸ばしランナーなどでディテールを追加していきます。


21号電探の製作。
1ミリプラ板にデザインナイフで格子状にモールドを掘っていきます。


伸ばしランナーでフレームを作ります。
昨今の1/350キットのように、このフレーム構造だけ
というのも考えましたが無理をせずに無難な形に納めました。


主砲方位盤にディテールを追加していきます。


その他、エッチングパーツ、真鍮線なども動員してディテールを追加していきます。


全体に溶きパテを吹き付け、かくして、最大の難関、艦橋が一応の完成となりました!
いやー、永かったです!


まだ各観測装置、機銃、高角砲などを製作していませんので
本当の意味での完成はもうしばらく先になります。


後部艦橋の製作に取りかかります。
向かって右側が底板、左が下部ブロックの天井になります。


8ミリレジン丸棒で立てて、これが骨組みになります。


6ミリレジン丸棒をボール盤にかませてヤスリでテーパーをかけます。


これが高角砲を支える支柱になります。


骨組みに接着、面を合わせます。


プラ板で外板を製作していきます。
各支柱と複雑に絡むので少しずつすりあわせて接着していきます。


背面(艦首側)真ん中の溝にはマストが収まります。


上のブロックの製作を始めます。
1oプラ板で底板と天井板を切り出して、それをI字型に繋ぎます。


側壁は緩やかなカーブを描いています。
それを0.3oプラ板で製作します。


はみ出した部分を切り取って基本形完成です。


上部にはさらにテーパーがあるのでエポキシパテで作ります。


高角砲台を1oプラ板で床に、ボール紙でブルワークを作ります。


主砲及び副砲予備指揮所を製作します。
3o角材を1oプラ板でサンドイッチします。
後部(艦首側)の円柱は7oレジン丸材。


接着剤が乾燥後、整形して基本形完成です。


後部配線室及び高角砲弾薬供給所を製作します。
0.5oプラ板で床板、天井板を切り出します。


5o角材をサンドイッチします。


はみ出した部分を整形して基本形完成です。


マストの基部にある後檣トップです。0.5oプラ板を切り出しました。


裏側に後部艦橋につながるマスと部分、支持構造を作ります。


上に0.5oプラ板でトップ檣を作ります。


1o及び0.75oプラ材でマストを製作します。
実際よりやや太めですがキット的にはこれで十分かと思います。


予備指揮所にディテールを追加していきます。


高角砲ブルワーク、見張り所を両面テープなどで仮止めして
支持構造を作っていきます。


おおかた張り終えました。
ややこしい構造です。


予備指揮所も同様に支持構造を製作します。


予備指揮所から見ると逆テーパーになってしまいますので
支持材は下のブロックに付けました。


久しぶりに煙突の作業を進めます。
後部探照灯台のトラス構造を1oプラ材、0.5oプラ板の細切りで作ります。
かなり太いですがキット的にはこれくらいが限度かと。


煙突基部両サイドの機銃台にボール紙でブルワークを付けます。


その下の支持構造をプラ材、プラ板で作ります。


ここまでできたモノを並べてみました。
ゴールがおぼろげながら見えてきた気がします。



2008年
10月29日(水)

↑作業日ではなく更新日なのであんまり意味のない日付かもしれませんなぁ・・・


後部艦橋に細かなディテールを加えていきます。


背面(艦首側)も同様にプラペーパー、エッチングパーツなどを用いて ディテールを追加していきます。


かくして、後部艦橋ほぼ完成〜!
前部艦橋に比べると電光石火の早さで出来ました。


煙突の作業を進めます。
台座部分にプラ板、プラ材等でディテールを追加していきます。


煙突のファンネルキャップの製作。 1oプラ板を小判型に切り出して縁をヤスリで削ってテーパーを付けます。
0.5o×0.5oのプラ材で縁取りを作ります。


0.5oプラ板で金網を作ってファンネルキャップ完成です。
ちなみに手前の影はカメラのレンズの影です


煙突両脇の蒸気捨管の製作。
丸プラ材をライターで加熱して斜め方向に曲げ伸ばします。


曲げた直後の所を切断して蒸気排出口っぽくします。


0.75o、1oのものを束ねて蒸気捨管完成です。


さらに煙突両脇に付く機銃射撃指揮装置台を製作します。
1oプラ板を切り出します。


ブルワークをボール紙で、支柱などをプラ材などで作ります。


かなり形状を省略していますが煙突両脇に付く13号電探
1o角材と0.5o真鍮線で作ります。


作業遅延の原因の一つ、このエッチングパーツがやっと入手しましたぁ!
いつも売り切れで困っていました。


煙突前部の探照灯台に早速張り付けます。
実艦ではここは手摺のみなので、ブルワークは作りません。


台座の部分にレジンが流れやすくなるようにエポキシパテを詰め込みます。


全体に溶きパテを吹き付けて、主要な上部構造物ほぼ完成でーす!
艦橋が完成してからは一気にペースが上がりました。
この調子で一気に行ってしまいたいところですが、まだまだ先は永いです


いよいよ船体の製作に突入します。
3oのプラボードで船底を切り出します。
複雑な曲線なので穴を開けて大まかに切り、ヤスリで整形します。

切り出し終えた船底


船底から喫水線部分まで1oプラ板で側壁を作ります。


図面から起こした型紙で喫水線部分の平面部分を1oプラ板で切り出します。


喫水線平面を接着して船体下部(喫水線下)の大まかな骨組みが出来ました。

今回はここまでです。
次回には船体の完成までこぎ着けたいところです。



2009年3月13日(金)
これまた久しぶりの更新です。


船体の作業を進めます。
ボール紙で最上甲板の型紙を作って、プラ板を切り出します。


プラ板のサイズの限界で一部に継ぎ目が出来てしまうので
パテで埋めます。


木甲板の表現は色々と考えましたが、結局Pカッターでのスジ彫りにします。
Pカッターの刃に0.5ミリプラ板を張り付けてガイドにします。


先に引いた線に定規を合わせて掘れば自然に0.5ミリ幅の平行線が掘れます。
根気のいる作業でした。


副砲の取り付け部を製作します。
3ミリのプラボードに7ミリの穴を開けます。


半分のところで切り離します。


最上甲板の裏側に鉛筆で副砲取り付け部をマークします。


マークした部分に先ほど切り出したプラボードを張り付けます。
プラボードはその構造上、加工面がザラついてしまいますので
流し込みタイプの接着剤を塗って表面を滑らかにします。


1.5ミリ幅に切った8ミリレジン材を接着します。


側面部分を1ミリプラ板で作っていきます。


さらに2ミリプラ板を接着しますが、最上甲板の形状が少しずれていたので
ポリパテで修正します。


ときパテを塗りたくって副砲周りを仕上げます。


船体にポリパテを盛りつける前に、ポリパテの食い付きを良くするためと、
ポリパテの節約のためにプラ端材などを接着します。


鑑首材を1ミリプラ板で作ります。


最上甲板と上甲板の境目にある5番主砲塔バーヘッドを試作、習作をかねて製作します。
ポリキャップを納める部分をプラパイプで作ります。


柱を立てます。 直角、平行になるよう注意します。
真ん中が凹んでいるのはポリキャップを入れた後に
蓋をするためです。


周りに1ミリプラ角材を接着していきます。


接着剤が乾燥後、成型して隙間をポリパテで埋めます。
やはりというか、ポリパテは細かい部分で少し剥がれてしまいました。


ときパテを塗りたくって磨いて完成です。


上甲板と5番砲塔バーヘッドを接着します。


最上甲板を接着します。
いよいよ船体っぽくなってきました。


ポリパテを盛りつける前に、甲板をマスキングテープで保護しておきます。


ポリパテをうりゃ!うりゃ!と盛りつけていきます。


しばらくは盛っては削り、削っては盛る、を繰り返していきます。


だんだん形が整ってきました。 これくらいから150番のから研ぎペーパーで削っていきます。


ほぼ形が整って、気泡を埋める作業がメインになってきます。


ほぼ形が整いました。
手作業で左右対称は難しいですねぇ・・・


さらにバルジが付くので鉛筆でアタリをとります。


これまでと同様に盛っては削り、削っては盛りの繰り返しです。


かくして船体形状が整いましたぁ!
掃除した後の撮影なので周りは綺麗ですが、
作業中は、ポリパテの粉で黄色い砂漠になっています。
マスクは必需品です。


両面テープでくっつけていた喫水線部分をベリッとはがします。
内側もきれいに形を整えなければなりませんが、それはまた後で。


隙間が発生してしまったので片側を離型処理した上でポリパテで埋めます。
この後さらに問題が発覚していきます・・・


甲板上のモノを借り置きしてみます。 
すると3番砲塔と4番砲塔の間の煙突がやたらと窮屈になります。
イヤな予感がします・・・


まずは煙突基部の採寸を間違えたのかと思い、図面を確認しますが
きちんと図面通りに出来ていますし縮尺も間違えていません。


次に考えたのは、考えたくもない「船体全長を間違えた」です。
幸いこれも正確に出来ていました。


次は「バーヘッドの感覚を間違えている可能性」です。
図面集はごらんの通りノドの部分で切れているため
1,2,3番主砲塔は艦首、4,5,6番主砲塔は艦尾から採寸していきますが
これも図面通りに製作されています。
では何故3,4番の間が狭いのでしょうか・・・?


艤装図の中に3,4番主砲塔が一緒に作図されている図面からその間隔を測定します。
その結果、4番主砲塔が5ミリほど艦首寄りになっている事が判りました。
ただそれだと船体線図の位置と矛盾が生じてしまいます・・・


何であれ、やってみましょうと言うことで4番砲塔の位置を5ミリほど艦尾側ずらします。


そしたらピッタリです!
結論としては「船体線図の主砲塔バーヘッド位置は間違っている」ということになります。
信頼していただけにビックリです。


バーヘッド位置をずらし、取り付け位置の筋堀をパテ埋めしてします。


ペーパー掛けをして、木甲板モールドをあらためて掘ります。


船体全面にときパテを塗りたくります。
さすがにこの大きさだと量も多いです。


800番のサンドペーパーで磨き込みます。


後部の航空機作業甲板の工作です。 リノリウム押さえの位置にPカッターでスジ堀をします


掘った溝に0.3ミリ真鍮線を接着します。


エバーグリーンの0.25×0.5ミリプラ材で
甲板の縁取りをしていきます。


2ミリプラ板を加工して航空機収容ジブクレーン収容部を製作します。


さぁてここで問題が発覚します・・・ 喫水線部分の接合部に大きな隙間が発生してしまいました。
ポリパテの熱収縮によるモノです ある程度はあるかと予想していましたが、ここまで大きいとは・・・
中央部分で約5ミリほどの浮いてしまいました。


艦首、艦尾にスペーサーを挟んで中央に重りを乗せて
矯正を試みましたが、一時的に戻るモノの、しばらくするとまた反ってしまいます。
果てさてどうしましょうか・・・


とりあえず矯正は後回しにして船体外板の工作に取りかかります。
まず、マスキングテープを貼っていきます。


薄目に溶いたときパテを厚めに吹き付け、乾燥後マスキングテープをはがします。
簡単な表現ですが、あくまで雰囲気作りなので、このキットならこの程度で充分かと。


細切りのマスキングテープをガイドにして
舷窓を1ミリドリルで開口していきます。


上甲板より下の舷窓は塞がれているので、その蓋を漫画用原稿用紙(135キロ)を
1ミリポンチで打ち抜いて製作します。


その紙を瞬間接着剤で貼り付けていきます。


主錨格納部をエポキシパテで作ります。


舷外電路を0.5×0.25ミリのプラ材で作ります。


舷外電路の押さえ金具をコピー用紙の細切りで作ります。


チマチマと瞬間接着剤で張り付けていきます。


主錨格納位置にリューターで穴をあけます。



航空機運搬軌条を製作します。
型紙を使って軌条、ターンテーブル、カタパルトのアタリをとります。


ターンテーブルは0.5ミリプラ板を円形に切り出して、
リノリウム押さえ板をクリヤーする為の溝を3角ヤスリで彫ります。


カタパルト取り付け部も同様に製作して接着します。


軌条をまずエバーグリーンの0.25×0.5のプラ材を
リノリウム押さえの部分で切って張り付けていきます。


その上から同じく0.5×0.5のプラ材を曲げながら接着していきます。


ターンテーブルにも0.25×0.5プラ剤を接着して
航空機運搬軌条の完成です。


残りのバーヘッドも5番主砲塔用と同様に作っていきます。
ですがポリパテは使わずアルテコを使用します。
薄い1,3,6番砲塔用のモノは1ミリプラ板の3枚重ねで製作するため
周囲にプラ材の張り付けは行いません。


図面集の1/500一般配置図を1/350に拡大コピーして
それを合わせながら甲板上のキノコ型通風口取り付け穴を開けていきます。


さらに細かい艤装品もプラ板、プラ材で作っていきます。


カタパルトですが、結局タミヤ1/350大和の部品を加工流用することにしました。
タミヤさんごめんなさい・・・


そのまんま使うのもナンなので簡単にディテールアップをします。
まず上部を0.5ミリほど削り落とします。


プラ板、真鍮線などを使ってレールなどを製作します。


一方、ジブクレーンはプラ板、プラ材の組み合わせです。


2ミリプラ板を削りだしてフェアリーダーを製作します。


煙突周りの110センチ探照灯の製作に取りかかります。
4ミリレジン棒を加工して探照灯の基本形を製作します。


レンズ面は球面になっているので、WAVEの「H−EYES1」を使用します。


先に加工したレジン棒に3ミリのモノをはめ込みます。


1ミリプラ板を加工して支柱(?)を製作します。


プラ板、プラ材などを用いてディテールを追加していきます。


副砲の製作に取りかかります。 砲身はライオンロアの「真実の大和スーパーディテールアップセット」から大和製作時に
余っていた副砲砲身を流用します。


7ミリレジン棒を加工して副砲のシールドを製作します。


砲身を接着して、プラ材を加工して製作した防水覆いガイド(?)を接着します。


エポキシパテで防水覆いを製作します。


主砲身を製作しますが、アオシマのディテールアップパーツを流用します(アオシマさんご免なさい)


1ミリ真鍮線を半田付けします。


試し抜きした主砲塔に刺して角度を付け、エポキシパテで防水覆いを作ります。


25ミリ三連装機銃と連装機銃です。
銃身は0.5ミリ真鍮線にリード線をほぐしたモノを巻き付け、
その他はプラ板、プラ材などを組み合わせて作りました。


タミヤのキットパーツから流用の25ミリ単装機銃です(タミヤさんご免なさい)
13ミリ単装機銃はパーツ化が出来なかったので、兼用としました。
甲板への取り付けダボ兼流し込み口として1ミリプラ棒を接着します。


127ミリ連装高角砲です、これもタミヤのキットパーツからの流用(タミヤさんご免なさいっ)
そのまま使うのもナンなので簡単にディテールアップします。


砲身を乗せてみますが、パーツでは分割します。


3.5メートル測距儀です。6ミリレジン棒を加工しプラ板、プラ材などで
ディテールを追加していきます。


4.5メートル高角測距儀も同様に製作します。


キノコ型通風塔をレジン棒、プラ棒などで製作します。
種類がかなり多いのですが、小さすぎるモノはただの棒にして
ある程度大きいモノは大、中、小と3種類作って使い分けます。


2008年12月21日のホビコンでの段階でここまで出来ました。
いきなり形になっていますが、この日に合わせるためにかなり急ぎまして、写真を撮っている暇が殆どありませんでした。
前日までこの展示に使う主砲塔などの抜きがうまくいかず、かなり苦労しました。

真空脱泡機の製作や習作のシリコン型がうまくできなかったりといろいろとドタバタしたのですが
その辺りはまた今度ということで・・・



2009年5月11日(月)
開発記としては最後の更新になります。


11メートル内火艇の製作です。
ポリパテブロックから船体を切り出します。


図面を見ながら形状を削りだしていきます。


上部構造物も同様にポリパテブロックからの削りだしです。


プラ板、プラ材などでキール、固定架を作ります。


上部構造物もプラ板などでディテールを追加していきます。


向かって左から12メートルランチ、9メートルカッター
タミヤ大和からの流用になります。
固定架をプラ板で作ります。


130モーターのエナメル線を三つ編みにします。


それを主錨鎖にします。
この技法は1/700だと結構それなりに見えますが
この大きさの場合はあくまで雰囲気程度のディテールです。


スクリューシャフト&シャフトブラケットの製作です。
2oプラ材と3oプラパイプの組み合わせです。


0.5oプラ板でブラケット支持架を作り、
カットしてスクリュー位置を調整していきます


位置が決まったら船体側に離型処理をしてポリパテを盛りつけ、 硬化後、整形します。


スクリューの製作、1oプラ板にスクリューの外径をとって 真ん中に3oの穴を開けます。


マジックでブレードのアタリをとります。

切り出したモノを整形して3oプラ丸材で作ったスピナーに接着します。
あんまり高精度な代物ではありませんが、以外と簡単にそれっぽくなりました。
ただ、ブレードの形状が近代的すぎますね・・・


プラ材、プラ板などを組み合わせてパラベーンを製作します。
右のアイボリー色のは「菊と刀(ネットオークション限定品)」の
レジンパーツです。以前購入したモノで今回参考としました。


主錨もプラ板、等からの削り出しで製作しました。


上部船体も佳境です、細かい部品を付けていきます。


裏側から甲板に開けた穴にプラ板でフタをします。


レジンを流し込んで裏面をならします。


完成間近ですが艦首形状が何か違う感じがしたのであらためて図面と比較してみたら
明らかに違うので修正します。


3oプラ材を加工して艦首菊花紋章を製作します。


修正した艦首に舷外電路を再生し、菊花紋章を付けます。


かくして船体上部原型完成、で全ての原型が完成しましたぁ!
全ての原型を並べて見たいところですが、この段階ですでに他の部品は
シリコン型作成作業で粘土などに埋め込み中でした。


ここからは生産に関してです。
こちらは今回の製品製作の目玉でもある船体用真空脱法機の真空チャンバーに使う
250サイズの塩ビパイプ(長さ1メートル)です。 いやーおっきいです。


こちらはその閉め切り部のフタ、15oベニヤ板2枚に5oのゴム板をサンドイッチして
8oのボルト、ナットで固定します。


塩ビパイプに真空ポンプに繋ぐ配管を取り付けます。
右奥に出し入れ口のフタに使う20oアクリル板が見えます。


寝かした状態で使うので、転がり防止のために角材を両面テープで取り付けます。


シリコン型の製作ですが、一般的な形状のモノの他に部品形状から
いささか特殊な形状のモノも作りました、写真はその代表例です。
支柱部分にどうしても上手くレジンが流れ込まないので空気抜け穴を 強制的に作ります。


こちらも同様の部品です。


こんな感じに抜けます。
太い部分が流し込み口です。


シリコンの硬化を促進するためにコタツに突っ込んで加熱します。
常温の約半分ほどの時間で硬化します。


ただ、粘土がふにゃふにゃになってしまい外しにくくなってしまったため
扇風機で風を当てて冷やしました、 溝を掘って表面積を増やして冷却を少しでも早くさせます。


こちらは機銃の型どり原型、周りのプラ材が保護用のバンパーになります。


船体上部の型どり作業、今回最大のシリコン型になります。
ちりばめられているモノは型どりブロックにくっついていたはみ出しシリコンで
かなりの量なのでもったいないというのと、粘土とブロックの隙間に入り込んで
流したシリコンが漏れでないようにしようとしたモノです。


船体上部片面が終わってもう片面です、沢山立っている棒は
先にもあった空気抜きで手前にあるひときわ太いのが流し込み口になります。


両面出来て原型を外しました、細かい部品がいくつかシリコン型に持って行かれちゃいました。
また型を作る際には修理しませんと・・・


んでキット生産です、向かって左にあるグレーの洗面器みたいなモノは小部品用の真空チャンバーです。
200サイズの塩ビパイプ用キャップを加工して製作しました。
実際のところこれを使用したのは機銃、副砲だけで他の部品は常圧でレジンを流しました。
これに関しては後述します。


生産一発目での悲劇・・・船体下部のシリコン型が成型品を外す際に割れてしまいました・・・
強度不足と応力がかかる外し方(艦首、艦尾側から外した)をしたのと、
原型の形状などの複合要因からなる悲劇でした。


駄目元でバスコークで接着します。


一応どーにかなりました、不幸中の幸いだったのはディテールに影響が無い部分だったことです。
今後の対策として、@応力がかかりにくい舷側から外す
A使用するレジンの量は増えますが角形の角を 切り落として台形にする。
これで乗り切れました。


こちらは生産管理表、
これらのチェックボックスが埋まればキットひとつ分の部品の複製が 完了したことになります。


船体上部部品は真空脱法が上手くいかないので、レジンを少量混合し、
爪楊枝などで細かい部分にちょん、ちょんと流し込みます。気泡が入っていたら 押し出します。
それがすんだら、型を閉じて通常通り流し込みます。


こちらは梱包用の段ボール


んで戦艦扶桑キット一丁出来上がり〜!
まだ組立説明書などがまだですがやっと、やっと出来ました!!


今回製作したシリコン型、総数58個、使用シリコン42キロにもなりました。
部品一つにシリコン型一つというのが殆どで、能率面でマイナスではありますが
抜き損じの際のリスク軽減を優先しました。


今回ご臨終したシリコン型の代表として機銃用のモノです。
抜き損じの多い部品でもありましたので通算で60回以上は抜いたかと思います。


さて、真空脱泡のお話です。
試験用に型の片面だけにレジンを流したモノです。
向かって右が常圧、左が真空脱泡を試みたモノです。
脱泡したモノの方が細かい部分まで割と流れているのですが


裏返してみるとこの有様、真空脱泡したモノは多かれ少なかれ
このような状態になってしまいました。これらから考えられることは
真空脱泡するためにはこういった気泡が抜けやすいかなり解放型のシリコン型でないと駄目と思われます。
常圧で流すような細い空気抜き穴ではこれらの気泡が出ていかず、中に残ってしまう様です。

幸いというか機銃、副砲は偶然にもそれに適したシリコン型でした。


さて最後に見本品の製作に関して少々、こちらは単装機銃です、
部品保護のためにバリを残してあることが多いので根気よく切り落としていきます。


25o連装機銃と3連装機銃です。
白いモノはテストショット品です。
もったいないので使用しました。


単装機銃はランナーに付いたまま塗装します。


後は通常通り、というか特別なことは何もせず、
キットの素性をありのまま使い製作しました。
この時期はかなり急いでいたので組み立て中の写真はこれら以外ありません・・・


んで完成〜!
ガレージキットディーラー「ヘパイストス」の第1号製品です。 ここまで約2年かかりました。
今回このキットの開発は初めてということもあり試行錯誤、失敗の連続でした。
ていうか「初めて」でこれをやった自分に少々あきれますw

ここまで見守ってくれた皆様、本当に有り難う御座います。
次がどうなるかはまだ不透明ですが、今後も生暖かく気長に見守っていただければ幸いです。

展示室へ

ディテールアップ版